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エピソード
レコーディング
のこと(1)
吉田稔啓
「生まれた土地を想う歌」

作詞・作曲・ボーカル
鍵盤・ウクレレ担当
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○鍵盤録り

ピアノを使った曲は三つ。
うち一つは、某楽器屋販売フロアにて録音。其処に勤めている友人に頼み、営業後、「こっそり」忍びこませていただいた。 ピアノ販売フロアにある中古アップライトピアノを何台か品定めし、うち一台をDATにて録音。
もう二つは、帰郷のおり、実家のグランドピアノで録音。これもDAT。 夕餉の後、ほろ酔いでピアノの練習をしていたが、なんかいい音が出てる。これは今しかない、と思ってテープを回す。 体にアルコールを入れて録ることはほぼ無いし、ライブでも素面で演奏するのが常。 けれど、やり方にこだわってはいけない、自分の耳(感性)が第一。
エレピは三台の音源を使った。マスターキーボードを含め、すべて貰い物。 ピアニカは甲斐哲郎から半永久貸与させてもらった。

○ギター録り

ギターはすべて甲斐哲郎。彼の演奏は、器用であるし、そうでもないともいえる。 大体無茶な要求を彼にする。こちらはまったくギターの弾けない人間。先ずは無茶を突きつけ、それをギターに翻訳してもらう。 だから得意な弾き方は禁じられる場合もある。けれどそこから湧き出るアイディアは素晴らしい。 「うまい」「へた」といってるぐらいでは駄目なのだ。えてして素晴らしい演奏はそういうことを考えさせない。 曲によっては大胆なチューニングを指示したものもあったが、こういうわがままを受け入れる彼の演奏は、天下一品。 使用したギターはたった一本であった。