フィンランド旅行記 3/18 サーリセルカ〜ロヴァニエミ


 今日ホテルをチェックアウトしてロヴァニエミへ向かうのだが、フロントで聞いてみるとバスの時間はちょうどいいので12:50と13:50があった。12:50のは4時間半かかるが、13:50のは特急で、4ユーロ出せば1時間早く着く。この旅行はとにかく長時間の移動が多いので、少しでも短くしたくて13:50のバスに乗ることにした。またチェックアウトの12時からバスに乗るまでスーツケースを預けることもできるという。


 朝食をすませたところで、父と弟と無料で使えるサウナに入ることにした。
 サウナとプール自体は無料で使えるが、サウナだけ使うにも海パンを履く必要があるらしく、フロントで2.5ユーロでレンタルした。
 ロッカールームには試着室のような着替えるスペースがあり、ロッカールーム自体は男女共同だ。そこから男性用、女性用のサウナへ分かれる。まだ早い時間からか、二つあるサウナのうち小さい方しか空いておらず、他に人もいない。中は日本のものと特に変わらないものだった。強いて言うなら日本より暑くなく、何十分も入っていられそうだ。
 三人でしばらく話していると、後から入ってきた人が日本語で話しかけてきた。聞くとこの人はヘルシンキ~ロヴァニエミ~サーリセルカと移動してきたらしく、これから日本に帰るところだという。僕たちと逆の進路だ。ロヴァニエミにはサンタクロース村へ行くために数時間滞在しただけだが、特におもしろい場所ではなかったらしい。サーリセルカよりはだいぶ大きな街とは聞いていたが退屈しないだろうか。


 ホテルをチェックアウトし外へ出るが、昨日と違ってだいぶ寒い。気温はマイナス7℃と大したことないのだが、どんより曇って太陽は出ていないし、何より風が強くて冷たい。



 スーパーに行き、バスの中で食べるパンや酒を買っても時間が余ったので、ホテルの近くにあるSIBERIAというカフェに入ることにした。窓から入る外の光がとても心地よく、とても落ち着いた雰囲気だ。置いてあるイスや食器もとても凝っている。カフェの他に食事も食べられるのか、開けたスペースには真っ白なテーブルクロスを掛けられたテーブルにたくさんのグラスが置かれている。集落サーリセルカには似つかわしくないくらい洗練された店だ。
 弟の頼んだレアチーズケーキがうまかったので、僕もケーキを追加で頼んでみた。キャラメル風味のチョコレートケーキ。少し酸味が強く感じられたが、一緒についているアイスクリームと食べるととてもまろやかになる。店員もとても話しやすく、サーリセルカ滞在の最後にとても優雅な思いをさせてもらった。

 ホテルでスーツケースを取りに行ってからロヴァニエミ行きのバスに乗りこむ。イヴァロ空港から乗った観光バスに似ているがほどんど人はおらず、うれしいことに大きなテーブル付きのボックス席がある。

バス停

 おあつらえ向きとボックス席に座り、バスが動き出したところで早速ビールとパンを開ける。特にうまかったのはフィンランド特有のものなのか見たことのないパンで、パン生地の上におかゆを乗せて焼いているようだ。ホテルの朝食で食べた時は固いし味も薄くてうまくなかったが、これはおかゆの部分もパンの生地も柔らかく、味もしっかりしている。

カレリアンピーラッカというらしい



 針葉樹の森林の中をずっと走っていく。最初は4時間もかかるなんて退屈だろうと思っていたが、いざ乗ってみると、こんなきれいな景色を眺めながらボーっとするなんて、自分はなんて贅沢な時間を過ごしているんだろうと思う。
 家族も同じように思っていたようで、両親はそれぞれ別の席へ移り、弟と僕も向かいの席に座りながらも一言も話さずずっと窓の外を見ていた。

川が凍っている





浸る弟と僕

 何度か乗客を乗り降りさせ、日が傾いた頃に運転手からの放送が入る。フィンランド語なので内容は全くわからないが、時間的にもうすぐ終点のロヴァニエミに到着するということだろうか。

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