イスラエル・トルコ旅行記 トルコ編3日目(3/16  完結)

今日はいよいよ帰国。空港へはピックアップバスに迎えに来てもらうことになっている。準備を全て終えても到着の9時半まで少し時間があるので、近くのケバブ屋で朝食を取ることにした。

外は晴天で、今までで一番暖かい。もう一日あったらなあ、と思うと少し寂しくなった。ケバブ屋に行くと、出来上がるまで15分ほどかかるらしい。バスの時間に間に合わなさそうなので残念だが諦めて空港で食べることにした。

ホテルへ戻ってからしばらく待ってもバスが来ない。時間は少しだけ過ぎている。

「バスはここに来てくれるんだよね?」
「え?手配してないよ?」
「What?」

オーナーの返答に驚いてしまった。

「一昨日9時半のバス予約したよね?」
「いや、バスの話はしたけど予約はしなかったよ?」

なんてこった。最後の最後にこんなトラブルが起こるなんて。言いたいことはあったが今話してもしょうがない。
ギリギリのバスを予約したつもりなので、少しでも早く空港へ向かわなければならない。翌日からの仕事が頭によぎる。乗り遅れるわけにはいかない。
オーナーは車より電車で行くといいと教えてくれた。オーナーに乗り換え駅を聞き、電車で空港に向かうことにした。

早足で駅に向かうと、話を聞いていたオーナーの兄が、駅の入口でここだ!ここを地下に入るんだ!と先回りして指差してくれていた。なんていい人なんだ。サンキュー!とお礼を言ってエレベーターで改札へ向かう。すれ違う人に空港への行き方を聞くが、どうやら大丈夫そうだ。

幸い電車の接続もスムーズにいき、手続きにはなんとか間に合うことができた。そういえば朝食を食べそびれたので腹が減っているが、財布の中にはほとんど金がない。しかも離陸時間まであまり時間がないため、結局ファーストフードの一口サイズのハンバーガーしか食べられなかった。

トルコリラもなく結局これしか買えなかった
ラム肉は臭味があったが嫌いじゃない味

モスクワの空港に着いたが、乗り継ぎまで5時間もある。

アクセサリの販売機

さてどう時間を潰そうかと思っていたが、嬉しいことにビールバーを見つけた。バーといってもきちんとした店ではなく、売店スペースにカウンターがくっついているような簡単なものだ。
3種類のビールから好きなものを選ぶと、店員がビールサーバーから注いでくれる。ロシア人は愛想がないというが、本当に驚くほど無表情だ。

飲み始めてしばらくすると、隣に同じく一人でいるアジア人の男が話しかけてきた。

「そのビールはここで買えるの?」
「ああ、そうだよ。これがメニュー。」

男はサンキュー!と言うと、すぐさまビールを頼んだ。

頼んだビールがくると何となくお互いチアーズと乾杯し世間話を始めた。

名前はハオラン、中国人だ。歯科機器の会社に勤めていて、出張先のドイツから中国へ帰る途中らしい。

子供がまだ小さいらしく、なかなか帰れないのが寂しいとか、今まで行った国でよかったところとか、お互い色々と話した。ビールも3杯飲んですっかり打ち解けたところでハオランの携帯が鳴った。今まで空港で別行動していた同僚かららしい。

「こっちに合流しに来るらしいんだけどいいかな?そいつ英語話せないんだけど気にしないでいいから!」
「いいじゃんジェスチャーも面白そうだし。じゃあ店変えない?」

お互い小腹も空いたしフードコートへ移動した。ちょうど席に着いたところで同僚がやって来て、ナイストゥーミーチューで挨拶。確かに英語は話せないらしく、ハオランが中国語で通訳していた。

しばらく話したところでもう飛行機の搭乗時間になってしまった。ほんの数時間だったが、朗らかで柔らかく、私の飛行機の時間を何度も気にかけてくれるような優しいハオランと会えてよかった。最後に一緒に写真を撮り、連絡先を交換して別れた。

飛行機の中で、早速旅行記を書きながらこの10日間を振り返る。年に一度の最高の贅沢。日本と全く違う文化の国が好きだが、あとどれくらいこんなことができるだろうか。環境が変わればそのうちできなくなるかもしれないが、それでも落ち着いたら、と好奇心だけは持ち続けていたい。

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