キューバ旅行記 7日目(2/22)

予定では12時過ぎにサンティアゴデクーバに着くはずなのだが、地図アプリによると12時を過ぎてもまだだいぶ離れた所にいる。今日泊まるcasaには到着時間と、できたらバスターミナルまで迎えに来てほしいと連絡したが返信がない。
そういえば腹も減るころなのに全くその気配がない。それどころか何だか気持ち悪い。さっき休憩中に買ったスナック菓子だろうか。そういえばだいぶホコリをかぶっていた。

バス車内。そういえばちらほらカナダの国旗を見かけた

バス車内。そういえばちらほらカナダの国旗を見かけた


通り過ぎた街。馬車が移動手段なんだろうか

通り過ぎた街。馬車が移動手段なんだろうか


途中の休憩所

途中の休憩所


買ったスナック

買ったスナック



電話ボックス

電話ボックス



サンディアゴデクーバ

サンディアゴデクーバに入ったようだ

少しの吐き気と戦いながら、サンティアゴに着いたのは結局2時を過ぎた頃だった。ターミナルの外にはたくさんのドライバーがタクシー?タクシー?と顔を出している。迎えが来てるから、と断るものの、来ていたとしてももう予定を2時間も過ぎているしいないだろう。
一応ドライバーを見渡すと、やけにガタイのいい男がスマホの画面いっぱいに私の名前を表示させて立っていた。思わずイェス!と指を鳴らしてタクシーへ。中にはドライバーがいた。とするとこの男は仲介業者だろうか。

casaへは10分もしないうちに到着した。男と一緒に玄関上がると、家の説明を始めた。そうか家主だったか。メゾネット式のような家で、2階にリビングなどの部屋がある。私の部屋はさらに階段を登った3階にあり、そばには食事スペースがある。丘の上にあるのか景色がいい。さらに上にはテラスがあり、自由に過ごせるそうだ。眺めはさらにいい。
細切れとはいえある程度寝たはずだが、一度ベッドに横たわるともうどうにも動きたくない。17時間も乗っていたんだからまあそうか。確かに体はバキバキだ。

部屋の前。壁の色がいい

部屋の前。壁の色がいい


ご飯を食べるテラス

ご飯を食べるテラス


部屋も割と広い

部屋も割と広い

1時間ほど休んでから外へ出てみる。ハバナとはまた違ってのどかな雰囲気だ。
メインストリートはたくさんの飲食店や雑貨屋、あとはなぜか靴屋が多い。

観光客向けのクラシックカーではない、相当年季の入ったものだ


看板



メインストリートのホセ・アントニオ・サコ通りは広場に突き当たっていて、憩いの場のようになっている。マルテ広場というらしい。もしやと思ってスマホのwifiをオンにすると、ネット事業者のETECSAの文字が出てきた。やっぱり公園はwifiスポットになりやすいようだ。
ホセ・アントニオ・サコ通り

ホセ・アントニオ・サコ通り



中華料理屋

中華料理屋


マルテ広場

マルテ広場。子どもたちが柔軟体操をしていた


連絡や調べものを済ましてまた散策を始める。歩いていると子供や男性にチーノ!と声をかけられるので、たいていノー!ハポン!と返す。チーノは中国人、ハポンは日本人という意味だ。そういえばハバナでは日本人をいくらか見かけたが、サンティアゴではアジア人すら見かけない。

休憩してモヒートを飲んだ

休憩してモヒートを飲んだ


水の出ない噴水

水の出ない噴水


途中トローバというライブスポットを見つけた。ここはだいぶ昔からある伝統的な場所で、今でも有名なバンドが毎晩演奏しているらしい。今はまだ演奏していないのかと中を見ていると、男が話しかけてきた。
「ここはこれから人が多くなるからこっちに来た方が聴きやすいぞ!中に入るのは高いからな!ここならタダだ!」
思いのほか話が盛り上がり、仕事の話になると二人とも英語の教師だったことに驚いた。
「英語はスペイン語と発音が違うから話すの難しいんだよな!」とかノンネイティヴなら分かり合えるようなことを話して別れた。いい人のようだ。

セスペデス広場

もう一つのWi-Fiスポット、セスペデス広場

一度casaに戻ると、疲れてすぐに眠ってしまった。
目を覚ますと9時を過ぎている。このまま部屋にいるのももったいないので、トローバに行ってみることにした。
部屋を出るとテラスで何人かが食事をしていた。hola!と自己紹介をすると、男性2人はここに宿泊しているオーストラリア人とイタリア人、女性2人はこの家の子供らしい。こちらが日本人だとわかると中学生くらいの妹の方が
「私柔道習ってるんだよ!」と一本背負いをかけてくる。もしかしてポピュラーなのだろうか。

少し街をふらついてからトローバに行くと2階から大音量で音楽が聞こえてくる。もう始まっているようだ。入場料5cucを払い2階に上ると、バンドが演奏しているだけでなくダンスも行われていた。バンドのボーカルもダンスに加わりながら会場を盛り上げていく。そうすると座っていた観客も黙っていられないような様子で、そこら中でダンスが始まった。

第一部が終わったのでビールを飲んでいると、さっきのボーカルがカタコトの英語で話しかけてきた。
「どこから来たんだい?日本!よく来てくれたねえ!」
ずっと笑顔で話してくれて、雰囲気だけでいい人だとわかる。レナルドというらしい。さらに一緒に写真撮らないかい?と私のだけでもなく彼のスマホでも写真を撮ってくれた。観光客なんてたくさん来るだろうに、嬉しい気持ちになった。

しばらくすると今度は真っ白なボディコンみたいな服を着た女性が、ダンスを教えてあげるわと話しかけてきた。BGMに合わせてステップを踏み、時には回ったりなかなか難しい。
ひとしきり踊ったところでビールごちそうしてくれない?というので快くごちそうした。乾杯すると何かスペイン語で話すがさっぱり理解できない。女性がそばにいた男性を通訳にする。
「あなたは若くていい男だと言ってるよ」
「そんなことない、もう36だよ」
「あなたはとてもセクシーだ、外を歩かないか?って言ってるよ」
???そうか私を買わないかってことか。そういえば踊ってる時も体の密着のさせかたがおかしかったし、この服装も確かに納得できる。丁重にお断りをした。

第2部の演奏の間奏で、レナルドがスペイン語で各国から来た観客を紹介し始めた。こちらを指して、日本からも!ありがとう!拍手!と言ってくれて、何だか気持ちいい気分になった。

家に帰るとリビングに娘たちがいて、姉と移動してテラスで少し話した。住んでいるのはこの近くの州で、今はたまたま実家に帰ってきているらしい。
「そういえばトローバに行ったんでしょ?女の子に誘われた?」
「そうそうびっくりしちゃったよ」
その後しばらく話して、いきなり
「Do you like セクソー?」
セクソーの意味がわからなかったのでスマホの翻訳アプリに入力してもらうと、sexo=セックスと表示された。
「えっ何だよ急に?」
「あっちの部屋でしましょうよ?」
と私の隣の部屋を指差す。
「疲れてるならマッサージするよ?」
立ち上がって肩を揉んできたので全て丁重にお断りした。
トローバの女性もcasaの姉もブラックだったが何か関係あるんだろうか。

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