インド旅行記(3)1/31

4:20に目覚ましが鳴り目をさます。見知らぬベッドに見知らぬ天井。そういえばインドに来てるんだった…。
日本での夢を見たものだから、目が覚めてここがインドだとわかるのに時間がかかった。

寝る前に干した洗濯物はやっぱりあまり乾いてない。早々に準備を終え、昨日話した電車のチケットについて確認しようとフロントへ行ってみた。昨日受付した男がいたので聞いてみたが、旅行代理店の人はまだ眠ってるらしい。出発する時に取ってくれる話だったのにな。仕方ないのでPCアドレスを書いて、チケットを取ったらメールしてもらうよう伝言を頼んでおいた。
駅まで歩いて15分。歩ける距離だが外は真っ暗だし少し危ないなと思っていると、受付の人がオートリキシャを拾ってくれた。40Rsで行ってくれるそうだ。握手して別れる。

初めて乗るオートリキシャだったが、特にぼったくられることもなくすぐにニューデリー駅へ着いた。ホテルの人によると、アグラ行きの電車はたくさんホームがある中の一番手前のホームらしい。空港の手荷物検査のようにベルトコンベアに荷物を置きゲートをくぐるとすぐにホームだ。駅前と同じように多くの人でごった返している。
何人かにこの電車はアグラまで行くか聞いたが大丈夫なようだ。またインドの電車はとても長く、停車中に自分の乗る車両を探すのは大変だと聞いていたが、ホームに車両番号が掲示されていたので問題なさそうだ。

しばらくするとアナウンスと共に電車がやってきた。今回乗るのは日本の特急と同じような指定席だ。
自分の席に行くとすでに女性が座ってたので話しかけると、家族できているからみんなと一緒に座りたい、後ろの自分の座席と交換してくれないかと言う。それならいいかと快くOKした。

アグラまで約3時間。出発してしばらくすると隣の男性が話しかけてきた。スーツをビシッと決めたいかにもビジネスマンな雰囲気だ。アムウェイのようなネットワークビジネスの会社に勤めているらしく、アメリカドルは強いとか、経済の話をした。途中インドの電車はよく遅延するという話をしたら、遅延状況を見れるサイトを教えてくれた。ありがたい。

車窓から


車内で出た朝食。ベジタリアン料理らしい。


車内

アグラの改札をくぐると空港と同じように何十人もの人が大声で何かまくし立てていた。
関わらないようすぐ横を通り抜けたがすぐにリキシャの客引きがやってくる。NOと言っても「どこへ行くんだ?リキシャに乗るんだろ?タージマハルか?」と話しかけてくるし、その様子を見て他の客引きたちが集まってきて、あっという間に囲まれてしまった。もう言葉すら発さずスタスタ歩くうちにほとんどの客引きは諦めたが、最初に話しかけてきた客引きはどこまでもついてくる。縁石を飛び越えて自転車の通れない所まで行ってやっと諦めた。


さてこれからどうしよう。確かに今日はタージマハルに行く予定だが、どれくらいかかるのかとか詳細を全然調べていない。
リキシャの客引きが群がるエリアから少し離れた所にprepaid taxi ticketと書かれた建物があった。前払いなら安心できそうだが正規のものなのかまだわからない。ひとまず駅に戻り有料トイレの受付に聞いてみるが、英語が通じないようだ。prepaid taxi ticketを連呼するとこっちに来いとトイレに案内された。そして閉まっている個室の前でここだ、と言う。トイレに行きたいわけじゃないんだけどな…。
言葉が通じないからしょうがない。OK OK Thank youと受付の人と一緒に外へ出て駅員を探そうとしていると、トイレから男性が出てきて受付の人が何か話している。男性はこちらを向き「プリペイドタクシーね!OKこっちだ!」と案内してくれた。さっきのはこの人がトイレから出てきたら尋ねろということだったのか。
結局さっき見つけたプリペイドタクシー乗り場に着いたが、その前にいた客引きたちがその男性になにか叫んでいる。「お前ずるいぞ!」みたいなことだと思う。この人も客引きなのだろうか。このままついて行ってぼったくられるのも嫌なので、結局タクシー乗り場のカウンターに自分で話しかけた。タージマハルまで130Rsと安い。早速申し込みオートリキシャで現地に向かう。



ドライバーはこちらが日本人だとわかると、時々日本語を交えながら学生の観光客が多いとか話してくれた。「日本人の友達もたくさんいるんだ」と運転しながら数冊のノートを手渡してきた。中を開くと、日本語で「最高のドライバーだ!」「お土産屋に連れて行かれますが購入を強要しないのでよかったです」とたくさんの感想が書いてある。「だまされたら連絡してくれ!」とLINEのIDが書かれたものもあった。
タージマハルの近くに着いたところで、ドライバーが「今日一日800Rsで雇わないか?」と提案してきた。ノートを見せられた時点で予想はしていたが少し考えてOKした。ベティというらしい。
タージマハルに入る前に、ベティは注意事項を色々話してくれた。

・携帯、カメラ以外の電子機器の持ち込み禁止
・途中ある店の店員に「あとで来てくれればいいから!」とショップカードを差し出されても受け取らないこと
 受け取ると後で「せっかく作ったカードを渡したのに何で来てくれないんだ!」と難癖つけられる
・格安で入場チケットを売ってくる場合は使用済みなので買わないこと
・そもそも客引きには目を合わせたりNOと言ったり反応するとカモと見なされしつこく話しかけてくるから、ただ前を向いて進むこと



ベティと2時間後に会う約束をしてタージマハルに向かうが、聞いた通りタージマハルに向かう道には土産屋ばかりで全員にしつこく声をかけられ、写真を撮るどころではない。
土産通りを抜けたところでチケットを買い、荷物検査を受けて中に入る。

タージ入口へ続く道


入口にサルがいた


入口を抜けたタージマハルはだいぶ遠くに見えたが、それでもその大きさ、荘厳さに圧倒されるくらいのものだった。

たくさんの人が撮影している




本殿入口。ここから先は撮影禁止。欧米人が多い。


壁の装飾




サリー?を着た女性たち

ベティと落ち合い荷物を預けたホテルへ。少し休憩しながらベティが歌えるというAKB48のMVを観たり、インドで流行っている音楽を聞かせてもらった。インドでは映画がとても人気があるので、movie songが人気らしい。そして全てのMVに踊りが入っているらしい。

タージマハルに次ぐ観光地のagra fort(アグラ城)へ


攻めてきた敵を分散させないように、入口には高い壁がある









agra fortを出た後、ランチを食べようということになったが、アグラのレストランは汚くて腹を壊す人が多いらしいのでベティオススメのレストランへ行くことになった。
一緒に食べるのかと思ったが、ベティは自分が食べ終わるのを待つようだ。店内はきれいだが客は観光客しかおらず、カレーセット400Rs、ビール200Rsと値段もだいぶ高い。途中ベティに値段を聞いた時はっきり答えなかったのはこういうことか。
ちなみにトイレにはボーイがいて、水やソープをわざわざ出してくれるチップ制だった。


高いが味はやっぱりうまかった


店の外ではコブラショーをやっていて、自分もさわらせてもらった

店を出てから両替屋に寄ってもらったが、ニューデリーのホテルでは10000円に対して4800Rsだったのに、ここでは4000Rsにしかならなかった。インドで1600円はだいぶ大きい。今度からはドライバーに任せない方がよさそうだ。


次に向かったのはイティマド・ウッダラー廟という所。ここで使われた技術がタージマハルに受け継がれたということだ。

イティマド・ウッダウラー廟


タイルのパターンがかわいい






敷地の外をヤギが悠然と歩いていた





ウッダウラー廟を出た後、ベティが車内で今まで会った日本人の写真を見せてくれた。
インド人の髪を切っている写真、ベティの家に泊まってコルタというパジャマを着ている写真などたくさんあった。
その後、いい所連れて行ってあげるよ、と言われて着いたのがコルタを売る土産屋だった。さっき写真を見せたのはコルタを買わせる布石だったのか。善意で写真を見せてくれたのかと思っていたが、その周到さに一気に冷めてしまい、絶対に騙されるものかという気持ちになった。


店を出たところでディナーはどうするか聞いてきたが、まだ大して腹は減っていないし、どうせまた高いレストランへ連れて行かれるのでやめておいた。できれば仲良くなりたいと思っていたが、向こうは仕事、関係性はドライなものなのだろうか。とはいえ悪い人ではないので、明日のドライバーも500Rsで頼んだ。


宿にチェックインして洗濯を済ませたところでディナーを食べに外へ出た。辺りは街灯も少なく薄暗い。
少し歩くと、路地の入口に人だかりが出来ていた。少し怖かったが近づいてみると、煌々とした照明の周りにマーチのような格好をした人たちが集まっていた。手には楽器を持っている。二人の少年がはにかみながら声をかけてきた。写真を撮ってほしいらしい。OK!と何度かシャッターを切ると周りの人も集まってきて何人も写真を撮ることになってしまった。演奏者に聞くと、よくわかわないがとにかくフェスティバルだという。

宿の外は暗がりで少し怖い



何をしてるんだろうかと気になっていた



フェスティバルの予行練習


前が見えなさそう



みんないい人たちだった


楽しい気分になれたし腹も減ってきたところで、ホテルの近くにあったカレー屋に入った。壁には大きくボブ・マーリーの絵が描かれていて、BGMもボブ・マーリーがかかっている。日本のインド料理店でよく出るナンはインドでは高級らしく、普段はもっと安いチャパティというものを食べるらしい。確かにナンは一枚40Rsなのにチャパティは10Rsだ。

チーズカレーとチャパティとラッシー。これで300円くらいと安い。ナンに比べてチャパティは少しパサパサしている



ホテルに戻ってビールを飲み、寝不足もあってか11時頃には眠ってしまった。

ホテル前の通り


ホテル外観


泊まった部屋。虫が少し多いものの、この旅行の中でこのホテルが一番きれいで清潔だった。

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