2/22 シェムリアップ観光(2)

昨日のアンコールワット観光に続いて、今日も遺跡観光。今日は少し遠くのものも見て回る外回りコースというものらしい。

プレア・カン遺跡

プレア・カン遺跡というところ。


プレア・カン遺跡
プレア・カン遺跡
プレア・カン遺跡
プレア・カン遺跡

ネック・ペアン

ネック・ペアン遺跡近く。思えば飛行機でカンボジアへ近づいた時に見えた雄大な景色はこのようなものだった。


ネック・ペアン
ネック・ペアン




もうだいたいめぼしい場所は周ったらしく、あとおすすめはここかな、と日本語のガイド本を取り出し見せてくれた。バンディアスレイという遺跡で、これは自分で調べていてもよく出てきた所だ。東洋のモナリザがあると書いてあった。ただここはだいぶ遠いらしい。
「ここに行くならさらに10ドルもらうことになるけどね」
「10ドルは高いなあ。遺跡はもうだいぶ見たし、それよりここに住んでる人の生活が見えるような所ないかな」
「行く途中にいくつか村があるからそこに寄っていけばいいよ」
もともと明日は村に行こうと思っていたので、ここで寄れるなら明日一日かけなくてもいい。それなら合理的かと思いそこに行くことにした。


遺跡の多いエリアを外れて、一本道をひたすら走る。
途中牛を見つけるが、乳牛でないにしても日本の牛よりだいぶ痩せている。チアーに聞くとその辺に生えている草をエサにしているからだと言う。薪など重い物を運ぶために買い、値段はだいたい4,000ドル。だいぶ高い買い物だがエサはタダなので他に費用はかからない。

さらに走っていると、たくさん人が集まってパーティーのような催し物をしていた。結婚式だそうだ。
カンボジアの人は近所の人や親戚を集めて、土曜の夜から日曜の夜までずっとパーティーをやるらしい。お金かかって大変じゃない?と聞くと参加者が払ってくれるお金で賄えると言う。日本と同じだ。




40分は走っただろうか。ようやく目的地のバンディアスレイに到着した。
だいぶ腹が減っていたのでまずは遅いランチを食べる。頼んだのはamokという料理で、カレーに似ているが辛くない。
食べながらチアーと色々話したが、31歳で8人兄弟の4番目だという。兄弟の多さに驚くと、日本人みたいに忙しくないからすぐ子供作っちゃうんだよ。働き手にもなるし、という。
実際遺跡の入口にはたいてい子供がいて、土産物を持ちながらハローだとか、時には日本語でオニーサンヤスイヨーと話しかけてくる。


ランチを終えて遺跡を見に行く。これまでのものとは雰囲気が違い、遺跡全体が土と同じ赤茶色だ。造形もだいぶ細かく作ってある。
バンディアスレイ
バンディアスレイ
バンディアスレイ

東洋のモナリザとやらを見てみたいが見当たらないまま出口の方へ来てしまった。
おかしいと思って道を戻り、人の群がる所を見てみるとなるほどだいぶ小さいが確かにあった。ガイドブックでは大きく掲載されており、モナリザ単体であると思ったが、建物の一部であった。ここからは遠くて見づらいが一応写真を撮っておいた。

バンディアスレイ

左右にいる女性像が有名らしい



市内への帰り道、昨日話したとおり気になった集落に立ち寄ってくれる。
おばさんが何か作っていて、一つ食べるかと丸いアメのようなものを渡してくれた。さとうきびから作るアメらしい。金を払えと言われるんじゃないかと思ったがそんなことはなく、写真も笑顔で撮らせてくれた。


周辺にはいくつか家があるが、シェムリアップ市内に建っているものとは全く違う。カンボジアのほとんどの家はこのような形とチアーは言う。
家の作りを近くで見ていると、青年が話しかけてきた。
一階で家畜を飼い、家族は二階で生活するということをたどたどしい英語で説明してくれた。
そのまま家の中も案内してくれるというので、後で見学料を取られるんじゃないかと思ったが入ってみることにした。シンプルに居間と布団、そして祭壇。家族の写真も飾ってある。こうやってお供えするんだ、と線香なども炊いてくれたが、金を請求されたくないのである程度見て出てきてしまった。早々に去ろうと別れの挨拶をしても特に請求はしてこない。それどころか、話せて楽しかったというようなことまで言ってくれる。今まで疑いすぎていたのだろうか。相手から何かしてくれる場合は気を付けていたが、善意で与えてくれることもあるのだろうか。何だか自分が恥ずかしくなりお詫びの気持ちもそっと込めて固い握手をした。

チアーにそのことを話すと
「田舎の人は貧しいけどやさしいからそんなことでお金をせびることはしないよ。そういうことするのは都会の人だね。お金持ちになると冷たくなるよ」
と言っていたのが印象に残った。

ひな鳥



案内してくれた青年

近くに5歳くらいの子供たちが遊んでいたので、写真を撮ってもいいかな?と声をかけてみる。
英語はわからないらしく、チアーがクメール語で話すとみんな一斉に恥ずかしそうな笑顔になる。彼らの写真を数枚、そしてチアーに勧められ子供たちと僕の写真を撮ってもらうと、子供たちがはしゃぎながら何か話している。フランス人と写真撮っちゃった!と言っているらしい。カンボジアはフランスの植民地だったので、外国人は皆フランス人になるらしい。独立したのはもうだいぶ前のことなのに、それでもこの子たちの親などはフランスに強い想いがあるということだろうか。


バイクでしばらく走るとまた集落があり、外にいる人たちがこっちを見ていたので手を振ると振り返してくれた。外国人は珍しいから色々話してくれるよ、とチアーも言うので少し寄ってみることにした。
日本から来たというと、話に応じてくれた男性はなぜか酒に酔っているような陽気さで家の周りを説明してくれた。

家畜のブタ

家畜のブタ




案内してくれた男性

みんな笑顔で接してくれて、とてもいい人達だった。今まで騙されまいと思っていたが、少し考えすぎだったのかもしれない。


その後いくつか遺跡を見て今日の観光を終える。チアーに明日アンコールワットからのサンライズを見に行かないかと言われたが、中国人が多くてゆっくり見れなさそうなのでやめておくことにした。

今日のディナーはビールの気分ではないので、うまそうなモヒートが置いてあるメキシカンでナッチョとサルサソースの料理を食べた。途中停電でパブストリート全体が真っ暗になったのはおもしろかった。



バイタクばかり乗っているので、帰りはトゥクトゥクに乗ることにした。
暇そうにしているドライバーに声を掛け、ホテルの名前と地図を見せて連れて行ってもらうが、だいぶ時間がかかって着いたのは全然関係のない高級ホテル。
「何でこんなとこ止まるの?」
「ここに行きたいっていったでしょ?」
「いや全然違うホテルじゃん。さっきも地図見せたでしょ」
ドライバーはがっかりした表情でオーケーと了承した。
ホテルに着くと、こんなホテル知らなかったよと疲れきった様子で言った。
カンボジアに来て最初に乗ったドライバーはさんざんだったが、このドライバーは素直そうだし、良いドライバーもいるのかもしれない。

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