2/21 シェムリアップ観光(1)

バイヨン

7時に起きて朝食を食べる。敷地内にある離れの座敷にはそばにハンモックもあり、寝てみるととても気持ちいい。朝食は即席麺に手を加えたものだが、スパイスが効いててうまい。
ハンモック

8時半になり昨日決めた通りドライバーとホテルの外で落ち合う。そういえば名前を聞いていなかったのでお互い自己紹介をする。チアーというらしい。
やはり朝は混んでいるが、車よりバイクの方が多い。時々歩道にも出ながらどんどん進んでいく。


途中上半身裸のオジサンが原付を運転していたので驚いたがカンボジアでは普通なのだろうか。信号で停止したところでオジサンがチアーに話しかけて何か言葉を交わしていたのにも驚いた。
「今の人友達?」
「全然知らない人だよー」
「カンボジアでは裸で運転するのは普通なの?」
「いや!あんなのできないよー!」
知らない人同士でも気軽に話をするものなのだろうか。


アンコールワットの敷地に入るのにチケットを買う。一日20ドルで3日なら40ドル。日本ならともかくこっちの感覚では相当高い。チアーによるとお金を払うのは外国人だけらしい。
3日分のチケット40ドルを払い敷地をしばらく進むとアンコールワットが見えてきた。すごい人の数だ。普段はここまでではないが、今日はどういうわけか多いらしい。入口でバイクを降り、2時間後の11時半にまたここで待ち合わせることになった。

遺跡に詳しいわけでも事前知識を入れてきたわけでもないし、大きすぎてどこから見ればいいのかわからない。とりあえず人の波に沿って見てみることにした。


アンコールワット
アンコールワット
アンコールワット

アンコールワット

談笑するガイドたち



アンコールワット
サル

サルもいた


とにかくどこも人だらけで、欧米人よりも中国人が圧倒的に多い。大きな声がそこらじゅうから聞こえてくるので、遺跡に感動するとかより疲れてしまった。

待ち合わせの時間にはまだ少し時間があったので、屋台でヤシの実ジュースを飲んでみることにした。屋台の青年が器用にヤシの実に飲み口を作ってくれる。ほんのり甘いが同時に苦味も少しある。特別うまいわけではないが歩きまわって喉が渇いていたのでいい水分補給だ。
ヤシの実ジュース
青年が話しかけてきて、どこから来たのかとか今までどこの国に行ったことがあるのかなどを話した。彼はベトナムとラオスに行ったことがあるらしく、カンボジア人の大半を占めるクメール人よりも色の白い人が好きらしい。タイで女性を買う(buy)といいと言われた。



次の遺跡アンコールトムに行く前に近くの店でランチを取る。チアーも一緒に食べるのかと思っていたが、外で待っていると言う。そういうものなのだろうか。ヤシの実をくり抜いた器に具のたっぷり入ったカレーは観光客価格の7ドルと高いがクリーミィでうまかった。



アンコールトムのバイヨンに到着し、1時間後に待ち合わせることになった。
アンコールワットと違いほとんど人がいない。ちょうど昼時だからだろうか。
中に入ると人がいないのもあってかタイムスリップしたような気持ちになる。部屋によっては光もほとんど入らず、それが人混みに疲れた体をいっそう楽にさせてくれる。
バイヨン
バイヨン
バイヨン
バイヨン

別の遺跡だがすごい人


像のテラスという遺跡では、現地の子供に「ハロー!コンニチハ!」と声を掛けられた。
こういう子供はさっきからよく見かけており、何も言わなくてもガイドを始め、後からガイド料を要求するのは知っていたので無視していた。しかし受け答えをしたらどうなるだろうという好奇心で、少し話してみることにした。
「どこから来たの?」
「日本からだよ」
その後もうすぐにこの遺跡はいつ作られたと息つく間もなく説明しだした。ああもう去り時だと思いもう行くよと話を遮ると、何やら用紙を取り出し今度はそれについて説明を始め
「1ダラー」
と手を差し出した。
「No」
と被せ気味に拒絶し遺跡を出ようとするとクメール語で何か叫んでいた。罵倒の類だろうか。金をせびられるのはわかっていたのに、思ったより緊張し動悸が激しくなってしまった。こういう小心者なところを克服したい。



いくつか遺跡を見たものの、どこも人がいっぱいで疲れてしまった。中国の旧正月だから中国人が多いらしい。
観光客が来ないような遺跡はないかなとチアーに聞くと、横道に入った小さな遺跡に案内してくれた。じっくり見るほどのものでもないが、他に誰もいないのが気持ちよくて思わず深呼吸をする。これだけでだいぶリラックスできた。


他に見たいものもないので、人気のサンセットを見に行くことにした。
たぶん中国人ばかりで混んでるよ?と言われたが、このまま帰るのも何だし一度くらいは見てもいいだろう。
チアーと別れ山に登るが、太陽はまだだいぶ高い。早すぎやしないだろうか。

15分ほどして、頂上とそこに並ぶ行列を見つけた。何百メートル続いているんだろうか。これを見越してチアーは早く連れてきてくれたのか。
しばらく並んでいると中国人だろうか、列を抜かして頂上入口へ向かっていく3人組がいた。警備員かガイドの青年が立ちはだかり、列に並んでくれと言うが、3人組はたった3人じゃないかと青年の横を通ろうとする。青年は両手で通せんぼしここは列に並んで入る所なんだと言う。それを何度か繰り返し、3人組は諦めて帰っていった。
しかし今度は列の逆側を何人かが通り過ぎて行き、結局列の前の方に入ってしまった。
その後も青年は割り込みを阻止しようとするが追いつかず、
「ね、これ」
と僕に日本語で話し疲れた表情を見せた。
「文化が違うから仕方ないよ」
と彼の肩を組みなだめた。

数百メートルの行列


やっとの思いで頂上に登るが、結局太陽が雲に隠れてしまい、完全なサンセットは見れなかった。
頂上もすごい人



チアーと落ち合い、ディナーに日本の友達が勧めてくれた中華系のローカルレストランに行くことにした。
店の前でチアーに今日の料金12ドルを支払い、明日のドライバーの約束をして別れた。
店内は確かにローカルな雰囲気で、パブストリートのように観光客の姿は見当たらない。うまいと評判のビーフシチューが食べたかったが夜はやっていないということなので牛肉のヌードルを頼んだが、スパイスが効いていてうまいし何より安い。大瓶のビールも付けて4ドルほどだ。

食べ過ぎたので少し歩き、パブストリートそばのオールド・マーケットに行ってみる。観光客向けのTシャツや時計、干物などが並んでいてまるで上野のアメ横のようだ。



横道に入ると暗い

特に欲しい物もないのでパブストリートをぐるっと周って帰ろうかと思っていると、そばにあるパブからバンド演奏が聞こえてきた。しかも好きなSKAじゃないか。演奏しているのはクメール人ではなく白人だ。しばらく店の外で聴いていたが、一杯やりながら聴きたいと思い中に入ることにした。
ビールを頼み聴いていると後からもう一人サックスも加わり、SKAだけでなくファンクやR&Rなど色々な音楽を演奏する。
カンボジアでこんないい音楽を聴けるとは思わなかったと、演奏後同じテーブルに来たメンバーに話しかける。管楽器の二人はサポートらしく、今日初めてこのメンバーで演奏したんだと言っていた。もう少し話してみたかったが、打ち上げが始まりそうだったので挨拶をして店を出た。

ホテルに帰り風呂に入ると、すぐにタオルが赤茶色になってしまった。肌も今日一日でだいぶ焼けた。

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